平鋼・形鋼切断専用システム
造船用形鋼(アングル類、平鋼、BP)の切断・印字・マーキング専用です。
設計の3次元データ取り込みやパターン入力方式など、部材データ作成も、造船所様の実情に合わせたシステム構成が可能です。
また、ネスティング、切断経路、NCデータ作成はすべて自動で行いますので、簡単な操作で、複雑な切断、印字/マーキングデータが作成できます。
ロボットとコンベアラインをマッチングさせた自動化ラインを提案できます。造船所様の切断量に対応した様々なラインが稼働しています。13造船所で15ラインが稼働中です。
素材をコンベアーに積み込めば、切断→搬出までを自動運転します。切断ロボット1台、オペレータ1人で 1日(8時間)60本以上切断できます(実績値)。
弊社ではCAD/CAMシステムに関するコンサルティングなども含めて、条材切断ラインの設計・導入も行っており、
平鋼 ・・・ 1日 12m 60本 ※開先含む
形鋼 ・・・ 1ライン 55本 ※アングル65x65、400x100
の切断実績をあげております。
現在お使いの船殻原寸専用CADシステム(2次元・3次元)の部材データを中間フォーマットを介して部材データ変換が可能です。
2次元汎用CADの操作で、3次元形状の形鋼部材図の作成が可能です。
汎用作図ですのでパターンの制限が無く、複雑な形状の切断が行えます。
形鋼の種類・スカントリング別に、高歩留かつ高速処理ができます。
切断条件(切断幅・部材間隔コーナーループ・耳代など)を考慮した自動ネスティングができます。
逆直材は専用自動ネスティング機能で、掴み代など独特の条件を考慮できます。
平鋼のスニップ材は、共通切断を考慮した自動ネスティングを行います。
アングルや平鋼以外(H形鋼、PIPEなど)の自動ネスティングも行えます。
対話ネスティングも行えます。
汎用CADデータから切断ロボットのデータを作成しますので、オンラインティ-チングは不要です。
切断条件はデータベースを引用しますので、自動設定が可能です。
開先切断も開先部分を指定するだけで切断が可能です。
従来の形鋼専用CAD/CAMでは不可能であったアングルの1度切(稜線部の山越え連続切断)が行えます(プラズマ切断機の改造が必要な場合があります)。
コーナーループの自動作成機能などにより、プラズマ切断機の能力をフルに発揮できます。
平鋼スニップの共通切断が可能です(プラズマ切断機によってはベベル角度のため共通切断が出来ない場合があります)
切断機の可能範囲内では、形状パターンにとらわれない切断経路が作成できます。
端部切断のピアシング回数が半分になります!
各社の形鋼専用プラズマ切断機のNCデータを出力します。
プラズマ切断機で切断可能な形状についてはNCデータが出力できます。(パターンによる制限がありません。新たな形状にも対応できます)
DNCの運用が可能です。また、オプションで切断ラインの制御も行うことができます。